サントラも前もって購入するなどドキドキワクワクしてた作品。
なんてったって BOOM BOOM SATELLITESが挿入歌を歌っているし、音楽監督が、マトリックスリローデッドのポール・オークンフォールドだったりして、ウヒョー燃えるがなってなもんです。
2067年。発展を続けるロボット産業は日本企業のめざましい技術力が世界を制覇している状況にあった。
国際連合は日本企業のロボット産業独占をふせぐため、原子力などと同じように国際基準を儲け、技術開示、大きな制限を設けようとする。コレに反発した日本は国際連合を脱退。デジタル技術により鎖国を展開。最新の技術と物理的な壁により、国際社会から完全な独立した状態を作り出す。
それから10年。日本企業のロボット技術は新化を続け、多くの日本製ロボットが世界各国で使われている状況に合った。だが日本国内の状態は以前判らない状況。
そんな中、日本のロボット起業、大和(ダイワ)が世界各国の主要人物と会合が開かれるという情報を聞きつけたアメリカ警察特殊部隊SOWRDは、会合場所に強襲をかける。
その中には、女性でありながら優秀なスタッフ、ベクシルの姿もあった。
強襲は半ば成功したものの、大和の幹部・サイトウを取り逃がしてしまう。また、遺留品からは、世界のどの企業も成功していない上、本来は禁止されている技術が使われていることが判明。SOWRDは、謎の解明に向けて日本への潜入ミッションを発動させる。
いかん、説明が長くなってしまった・・・
でも、どのサイトを見ても説明が抽象的過ぎてオープニングから潜入までの意味合いまでを事前に知っていないと難しいかなぁ・・・ってのが本音。
シナリオの大きな展開として、
日本の物理的、デジタル的鎖国
日本国が大きく変貌している。
原因は、技術進化による、民間企業による国民支配
ロボット技術会社による、日本制服にあきたらず、世界への進出
の4つ。
アニメーション技術はある意味世界最高峰。レミーのおいしいレストランやシュレックとは違った、全く違ったベクトルでのCGワールドを作り上げている。
基本プログラムの部分では、アップルシードの技術を王道進化させた滑らかさと美しさ。CGアニメにある、テカテカ感はずいぶんと抑えられている。
また、光源処理などもほぼパーフェクトだし、埃など微量質量の質感もずいぶんとよくなった。
この辺は、アップルシードをプロデュースした曽利監督だけに、キッチリと仕上げてくれている。
ただ、シナリオの部分でかなり評価が分かれるところ。
個人的には無理がありすぎというか細かなところが気になって気になって仕方なかったりする。
たとえば、鎖国日本への潜入ルートがミッションスタートと共にいとも簡単にできる点。
アレだけのハイテク鎖国をしているにもかかわらず、大型船と一緒に水中バイクでの同時潜行行動だけで潜入できるとは思えない。
もしかすると日本国があえて見過ごし、上陸作戦後の一層を狙っているのであれば、潜入中の様子をキャッチしつつもあえて見逃しているシーンを挿入して欲しい。
主人公のベクシル、恋人であるレオン、そしてレオンの過去とつながりのあるマリア。この3人の関係がもうすこし含みを持たせて欲しいところでもある。
ベクシルとレオンが一緒に生活しているシーンをだすだけで、恋人であることは容易に説明しているものの、二人の関係の深さまでは描ききれていない。さらに過去の恋人であるマリアの存在が明らかになった際、レオンの「なんであの時来なかったんだ?」の一言があったとたんに、ふたりの思い違い、もしくは勘違い、さては第3者による妨害工作、あらゆる可能性があるのに、それはそのままにされている。
などなど、細かな部分で気になるところが多かった。
ラストもなんともいえない微妙な終わり方のため、スッキリしない。
できれば何らかの望みが残るような終わり方にして欲しかったなぁ
シナリオの甘さが目立っている一方、全体的なCGレベルの凄さに点数をつけにくい、作品。
完全オリジナル作品であるものの、いろいろなSF作品の色が残っている部分が受け入れられるかどうかでも、評価が変わってくるかもしれない。
個人的に、85点
シナリオを冷静に判断すると75点
トータル80点
もしかすると、黒木メイサの声がいまいちあっていなかったというか演技不足か?
舞台役者としてはそこそこかもしれないけど、声優としては難しかったんじゃないのかなぁ
この辺は話題づくりという点でも仕方なかったのかもしれない。
谷原章介、松雪泰子の2名についても、いかんせん微妙。
上手い・・・ような、上手くないような・・・上手くないような、上手いような・・・
やっぱ、餅は餅屋、声優は声優のほうが良いのかもしれない。
外国語吹き替え版をみたら、もっと評価が変化するかもしれない1本。
サントラはGood!!!
あらゆるアーティストの音楽が詰まっていて、とても聞きごたえ十分。
買い!の1枚だ。


